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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
川甚【かわじん】
- 寛政年間(1789~1801)の創業から明治ごろまでは江戸川の川べりにあって、建物の下を流れる江戸川を生簀代わりに利用し、舟で訪れた客はそのまま座敷へ上がれるなど、まことに風流な造りの店だった。のち江戸川の改修に伴って、大正7年(1918)に現在地の江戸川土手沿いに移転し、昭和39年、建物も4階建てのビルに建て替えられた。とはいえ今でも川に向いた部屋からは、豊かな江戸川の流れや矢切の渡しを行く小舟など、のどかな景色を広々と望める。
生簀に泳ぐ活きうなぎを調理するため、仕上がるまで20分ほど待たされるが、浜名湖産のうなぎの身はとろけるようで、皮までやわらかい。水のうちから鯉と味噌を入れて煮る鯉こく、蜂蜜を用いた照りがみごとな甘煮など、鯉料理も人気だ。
尾崎士郎の『人生劇場』や夏目漱石の『彼岸過迄』などに登場し、松本清張や三島由紀夫ら多くの文人に愛されてきたこの店は、柴又の名店として今も暖簾を守りつづけている。
川を生簀代わりにしていた店

【出典】![]() |
東京書籍(著:見田盛夫/選) 「 東京五つ星の鰻と天麩羅 」 |
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東京五つ星の鰻と天麩羅について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
東京五つ星の鰻と天麩羅

- 【辞書・辞典名】東京五つ星の鰻と天麩羅[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】見田盛夫/選
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】102
- 【発売日】2007-07-01
- 【ISBN】978-4-487-80161-9
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