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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
愚者千人に讃められんよりも数寄者一人に笑はれん事を恥ずべし
- 【名言名句】
愚者千人に讃めら
れんよりも数寄者一人に笑はれん事を恥ずべし
【解説】
センスや感性による芸術や芸道など、またファッションでもそうだが、本物を見分ける目をもった人はそう多くはない。普通の人びとはそういう小数の数寄者に影響されてあたかも自分の好みや意見のように思い込んだり、流行に左右されたりするものだ。宗旦はそうした普通の人を愚者とよび、愚者にどれだけ笑われても痛くもかゆくもないという。自分も数寄者と自負するならば、同じ数寄者に認めてもらえればいいのである。この場合、量は質に勝らない。世の人にどれほどもてはやされようと、数寄者ひとりに笑われたなら恥ずかしいのである。
小数でも鋭い視線を常に意識していたら、感性はより磨かれていくにちがいない。
【作者】千 宗旦
【生没年】1578~1658
【職業】茶道家
【出典】『宗旦伝授聞書』
数寄者:風流な人。とくに茶道を好む人
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:知恵には、「広さ」があり、「深さ」がありまた「強さ」というものがある「知恵の強さ」とは、すなわち いかなる人の知識もそのひとの経験をこえるものはない おしゃべりと雄弁はおなじではない愚者はしゃべりまくるが賢者は話すだけだ つつましき舌は人間の最上の宝にしてまたほどよく動く舌は最大の喜びなり
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141