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 フグ刺し【東京雑学研究会編】


§フグ刺しはなぜ薄い?



養殖ものなら、サラリーマンでも手を出せる値段でメニューに載せている居酒屋もなくはないが、やはり天然ものを高級料亭で、煮こごりから白子ポンズ、刺身、から揚げ、鍋、最後には雑炊とフルコースで食べたいのがフグ。
そのときは財布の大出血を覚悟しなければならないが、そんな高級魚らしく、刺身はごく薄く切ってきれいに並べられ、下の皿の絵柄が透けて見えるくらい。一度に一枚か二枚、ネギを巻いてもみじおろしとポンズでちまちま食べるのでなく、ブツ切りのマグロみたいにガブリとやりたい! ……というのは、フグの価格に幻惑されての思い違いで、ほんとうは最もフグをおいしく食べてもらうための、料理人の腕の見せどころが、このフグの薄造りである。
食用にされるフグは、いちばんおいしいとされるトラフグをはじめ、サバフグ、ショウサイフグなどがあるが、いずれも身がしまっていて硬い。分厚く切ったのでは、口の中でモゴモゴさせるばかりで噛み切れず、味わうどころではないのである。
薄くそぎ切りにしてあるからこそ、コリコリした歯ごたえを楽しみ、楽に噛み切ることができるのだ。
同じようにコリコリした歯ごたえで、刺身に添えられている皮の下のゼラチン質の部分は、「とおとうみ」と呼ばれているが、これは三河(身皮)の隣が遠江というしゃれだ。関西でフグのちり鍋のことを「てっちり」というのも、毒に当たると死ぬところから、弾に当たると死ぬ鉄砲からのもじりである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

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  3. 福神漬け②

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  5. 不吉な数字②


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“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










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