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 ハレー彗星【東京雑学研究会編】


§七六年に一度しか見られないハレー彗星は一体何歳なのか?



一九八五(昭和六〇)年、地球上はちょっとしたハレー彗星ブームに沸いた。長い尾をたなびかせた華麗な姿、しかも、地球から見ることができるのは七六年に一度という神秘性が、天文ファンならずとも心をウキウキさせ、みんなが空を見上げたものだった。
ハレー彗星は地球と同じように太陽の周囲を回っている星なのだが、とても細長い楕円軌道のため、地球から最も遠い場所に行ったときは海王星の軌道辺りまで遠ざかり、いちばん近いときには金星辺りまでやってくる。その周期が七六年と長く、人間の寿命と同じ程度のために、一生に一度見られるかどうかという点が余計に人気をかきたてるのだろう。
ちなみに、その前に地球に接近したのは一九一〇(明治四三)年。一九八五(昭和六〇)年のハレー彗星の尾はさほど長くなかったが、その年にやってきたハレー彗星は、地球とハレー彗星との角度の関係で、尾の長さが一三〇度もあったそうだ。空の端から端までが一八〇度だから、その尾は空の端から端までと言っても過言じゃないほど長かったわけで、さぞかし美しかったことだろう。
さて、めったに見られないからこそ魅惑的なハレー彗星。今度やってくるのは二〇六一年の予定なので、もう一度見るためには頑張って長生きするしかない。ただ、こっちが長生きしたとしても、もしハレー彗星のほうが寿命を迎えてしまって消滅しては元も子もないので、ハレー彗星の年齢もチェックしておこう。
アメリカとカナダの研究者が計算したところ、ハレー彗星の推定年齢は二三〇〇歳という結果が出た。これは彗星が太陽に接近するたびに失う質量の比較から計算したものである。
そんなに年寄り大丈夫? と言いたいところだが、宇宙レベルで考えれば、これはまだまだ赤ちゃんの星。太陽系には四〇億年以上の歴史を持つ惑星がたくさんあるのである。
ならば、まだまだ若いハレー彗星は、この先も何度も何度も地球に接近し、その勇姿を見せてくれることだろう。この先二度三度とは言わないまでも、できることなら二〇六一年のハレー彗星に出会えるよう、頑張って長生きしようではないか。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

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  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










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