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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
ぼくは、人間の完全性を信じないむしろぼくは人間の救い難い醜さ弱さ、狡猾さ、情痴等々を信じる
- 【名言名句】
ぼくは、人間の完
全性を信じないむしろぼくは人間の救い難い醜さ弱さ、狡猾さ、情痴等々を信じる
【解説】
人間は天使のようにやさしくもなければ、完全無欠な神でもない。そういう人間であればこそ、人間の欠点とされるところに真の人間を見るという。しかしこの言葉に続くものとして、こうした一連の性格、指向をあますところなく露呈することが誠実であり、純情であるといっているのではなく、せめて狡猾でなく、多淫でないことを願って、これらをせめて克服することを装いたいとしている。そこに「ぼくの偽善の信条がある」といっているのだが。
【作者】中野好夫
【生没年】1903~85
【職業】評論家
【出典】『偽善について』
【参考】中野好夫はギボンの『ローマ帝国衰亡史』やスウィフトの『ガリバー旅行記』、シェイクスピアの数々の作品などを翻訳した英米文学翻訳の大家である。『アラビアのロレンス』などすぐれた評伝、評論も残している。娘でエッセイストの中野利子の『父、中野好夫のこと』も日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した好著である。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:人間の心は眼や表情にもあらわれるが後姿にはっきりあらわれることを忘れてはならぬ人は後姿について全 人は無責任な時が一番美しいしかし責任が生じると多くの人が卑怯者になるのだ よき家に住ままほしく宝得まほしく人に尊まれほしくいのち長からまほしくするのはみな人の真心なり 驚くべきものは多いが人間より驚くべきものはない
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141