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 「過去の自分」「未来の自分」に手紙を書いてみよう



かつて、「タイムカプセル」というのが流行りました。一九七〇年の大阪万博で、現在のパナソニックと毎日新聞社が「5000年後へのタイムカプセル」を作ったのがきっかけではなかったでしょうか。
あの頃、小学生だった人の中には、未来の自分への手紙などを書いて、クラスみんなで小学校の校庭の隅に埋めた思い出を持つ人が多いでしょう。しかし未来と言っても、小学生の頃に自分が老いた姿など想像もできませんでした。
一九八五年のつくば科学万博でも「ポストカプセル2001」というポストを設置し、預かった手紙を二〇〇一年の元旦に届ける郵政省のサービスがありました。宛先不明となった手紙も多かったようですが、間違いなく届けられた手紙もたくさんありました。きっと全国でさまざまなドラマがあったことでしょう。
子どもの頃、「未来の自分への手紙」を書いた記憶がある人は、発掘してみてはどうでしょうか。小学生の頃、自分はどんな大人になると想像していたのか。
その頃、想像していた大人になっているか? あるいは想像もしなかったようなことになっていたか? 子どもの頃の想像とは違うけれど、今の人生に満足しているのか? あらためて考えてみるきっかけになるでしょう。
子どもの頃の夏休みの日記帳を開いて見るのもいいかもしれません。どんなことを楽しいと思っていたのか? 何に感動していたのか?
「三つ子の魂百まで」と言います。自分の原点はすでに子どもの頃にある。もう一度自分の原点を確かめることは、これからの人生を充実させるヒントになるでしょう。「すっかり忘れていたけれど、大人になったらこんなことをしてみたかったんだ」と思い出すかもしれません。今からでも遅くはない。趣味として始めたり、または仕事の企画に結びついたりすることもあるでしょう。
また、過去の自分に手紙を書いてみる。子どもの頃の自分に「俺はこんな大人になってるぞ」と報告するのです。さらに、今から一〇年後、二〇年後、三〇年後の自分への手紙を書いておくのもいいかもしれません。
目の前のことだけでいっぱいになっていると、見失ってしまうものもあります。
ときには長いスパンで想いをめぐらしてみるのもいいものです。

【出典】 日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授))
60歳からの人生を愉しむ心理学

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  1. 60歳からの人生を愉しむ心理学>第3章 人生の後半戦を愉しめる人>    >    「過去の自分」「未来の自分」に手紙を書いてみよう

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60歳からの人生を愉しむ心理学について
多くの人が60歳からの「人生の後半戦」「定年後」に対して、ネガティブなイメージを抱きがちです。本書では「老い」に無理に抵抗することなく、「豊かに」「軽やかに」「上手に」愉しみながら年を重ねていくコツを心理学的なアプローチを中心に紹介します。
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 60歳からの人生を愉しむ心理学


  • 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
  • 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
  • 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
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