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 「ゆるキャラ」になって自尊感情を高める



自尊感情の低い人は、期待値が高過ぎるという傾向もあるようです。
たとえば親に高い期待をされて育てられた人。テストで八〇点を取っても「あら、八〇点?」と母親にはたいしてほめられず、「俺はいつも一〇〇点だったぞ」と父親に否定される。こんな人は、一〇〇点でなければ「自分はできる」という自尊感情を持てませんし、七〇点を取っている他人のことはバカにしています。
一方、たいして期待されていない人は、七〇点も取れば「すごい、すごい」とほめられて、「俺はできる」という自信を持ちます。七〇点を取った他の人のことも「すごいな」と素直に認められるし、六〇点の人を見ても「俺だって前回は六〇点だったんだぜ。やればできるよ!」と思えるのです。
自尊感情が低い人は、ちょっと「ゆるく」なることをおすすめします。「ゆるキャラ」になる。人それぞれ個性がありますから、いきなり「ゆるキャラ」と言っても難しいかもしれませんが、ハードルを少し下げることを心がけてみましょう。
また、自分を認めてくれる人とつき合うことも大切です。「すごいですねえ」とほめてくれる人とつき合うことで、少しずつ自尊感情は高まります。ただこのとき、難しいのは、自尊感情の低い人は他人への評価も低いので、自分が認めていない人にほめられても、あまりうれしくないことです。
その悪循環を断ち切って、どこかでいい方向に変えていくためにも、期待値を低めてゆる~く他人を認め、他人のいいところを発見しましょう。
もうひとつ、自分が認められる分野と場所を作ることも心がけましょう。「これなら人には負けない」という特技をひとつ持つ。これは自尊感情を大いに高めてくれます。
または、下手だからこそ、ほめられる趣味もいい。最初からあまり期待されないからこそ、ちょっとでも上達したら「すごい、すごい」とほめられる、そんな「ゆるい趣味」を見つけてはいかがでしょうか。
形になるものもいい。資格を取ったり、作品を作って出品したり、発表会に出たり。年をとっても積極的に他人にほめられる機会を増やし、自分で自分をほめることを忘れないようにしましょう。

【出典】 日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授))
60歳からの人生を愉しむ心理学

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  1. 60歳からの人生を愉しむ心理学>第6章 老いたときに後悔しない生>    >    「ゆるキャラ」になって自尊感情を高める

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60歳からの人生を愉しむ心理学について
多くの人が60歳からの「人生の後半戦」「定年後」に対して、ネガティブなイメージを抱きがちです。本書では「老い」に無理に抵抗することなく、「豊かに」「軽やかに」「上手に」愉しみながら年を重ねていくコツを心理学的なアプローチを中心に紹介します。
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 60歳からの人生を愉しむ心理学


  • 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
  • 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
  • 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
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