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 「俺様人間」は自尊感情が低い



「自尊感情が高い」というのは、決して威張っていることではありません。
「俺様は偉い」「俺様はできる男だ」と威張る人は、むしろ自尊感情が低い。自分の価値を自分で認められず、本当は自信がないからこそ、何とか他人に尊敬されたい、「俺様を大切に扱え」とアピールしているのです。
自尊感情の高い人は「他人は自分に対して高い評価をしているだろう」と考えています。ですから、わざわざ「俺は偉いんだ」とアピールをする必要がありません。余裕があるのです。
自尊感情の高い人は、他人のこともまた高く評価しています。ですから人間関係もうまくいきます。人間関係がうまくいっていて、好意も持たれるので、ますます自尊感情が高まります。
一方、威張りちらす俺様人間は、自尊感情が低い上に、他人への評価も低く、他人は自分に損失を与える存在だと思う傾向があります。他人のいいところを認めると、それに比べて自分はダメだと、自分の評価が低くなるので認めたくない。
一生懸命、他人の価値を低めて、自分の価値を高めようとあがいています。しかし、どう考えてもこんな人とはつき合いにくいですよね。人間、攻撃されればイヤな気分になりますし、自尊感情を傷つけられますから、こういう人と親しくしたいとは思いません。
仕事があるうちは、うっとうしがられながらもしかたなく人間関係が続きますが、リタイアしたとたんに孤独になる危険性が高いのです。
思い当たることがある人は、だまされたと思ってまず他人をほめてみてください。すると、他人もあなたのいいところを認めてくれます。お互い様の法則です。
これを続けることによって、お互いに自尊感情を高めていける、いい人間関係が築けます。
始めるのは早いほうがいいでしょう。はっきり言って、人間はそうそう変わりません。定年まで威張っていた、感じの悪い人が、急に好感度の高い人になったなど見たことがありません。しかし絶望することはありません。気の持ちようで、人は変われる。ただ、なかなか気持ちが向かないだけなのです。

【出典】 日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授))
60歳からの人生を愉しむ心理学

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  1. 60歳からの人生を愉しむ心理学>第6章 老いたときに後悔しない生>    >    「俺様人間」は自尊感情が低い

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60歳からの人生を愉しむ心理学について
多くの人が60歳からの「人生の後半戦」「定年後」に対して、ネガティブなイメージを抱きがちです。本書では「老い」に無理に抵抗することなく、「豊かに」「軽やかに」「上手に」愉しみながら年を重ねていくコツを心理学的なアプローチを中心に紹介します。
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 60歳からの人生を愉しむ心理学


  • 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
  • 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
  • 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
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