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 笑いの効用、泣くことの効用



第2章でご紹介した「タイプAの人」の特徴に「めったに大笑いしない」という項目がありますが、これはタイプAが病気になりやすいことと関係がありそうです。というのも、大笑いすると免疫力が向上するのです。
『笑いの健康学』(三省堂)などの著書がある伊丹仁朗医師の研究によると、笑うことで、がんに対する免疫力を持つナチュラル・キラー細胞が活性化することがわかっています。
昔から「笑う門には福来る」と言いますが、わっはっは、わっはっはとよく笑えばストレスを吹き飛ばし、健康が増進することは間違いないでしょう。
これは「作り笑い」でも有効です。人間の感情とは不思議なもので、作り笑いをしていると本当に愉快な気分になってきます。悲しい顔をしていると本当に悲しい気分になってくる。ですから、楽しい気分になれないときは無理にでも笑ったほうが、気持ちの切り替えができるのです。
その一方で、泣くことを我慢するのもよくありません。実は涙にもストレス解消の効用があるのです。悲しいとき、思い切り泣いたらすっきりしたという経験はないでしょうか。泣くという行為は「悲しい」という精神的な緊張状態をほぐしてくれます。また、ストレスの結果として分泌されたホルモンを体の外に洗い流してくれることもわかっています。つまり「愚痴や泣き言を言わない」タイプAの人は、やはりストレスに弱いと言えるでしょう。
大事な仕事をするときには誰もが緊張しますし、自分のアイデアをプレゼンするときは大きな力強い声で話すのは当然です。けれども、こうしたタイプAの特徴を二四時間引きずっているのがよくないのかもしれません。
人間、メリハリが大切。会社ではタイプAで一生懸命仕事をし、プライベートではタイプBに切り替えるというのはどうでしょうか。家庭や趣味の時間にはよく笑い、泣きたいときには泣き、リラックスする。
家に帰ってきたら、作り笑いでひと笑い。休日には感動する映画でひと泣き。上手に切り替えて、心身共に健康を保ちましょう。

【出典】 日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授))
60歳からの人生を愉しむ心理学

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60歳からの人生を愉しむ心理学について
多くの人が60歳からの「人生の後半戦」「定年後」に対して、ネガティブなイメージを抱きがちです。本書では「老い」に無理に抵抗することなく、「豊かに」「軽やかに」「上手に」愉しみながら年を重ねていくコツを心理学的なアプローチを中心に紹介します。
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  • 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
  • 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
  • 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
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