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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
老化は硬化。ストレッチでほぐして柔軟に
- 加齢にともなって思った以上に「ストレッチ」が重要となってきます。ストレッチとは何か。それは筋肉をほぐし、伸ばすこと。
老化とは硬くなることです。筋肉もすぐに硬くなる。緊張すれば硬くなる。寒いと硬くなる。疲れると硬くなって、運動すると硬くなる。
その固まったものをストレッチでほぐして伸ばして柔らかくする。すると痛みはやわらぎ、翌日に疲れを残さず、凝り固まった筋肉で関節の可動域を狭めず、体力維持に貢献するわけです。
人間は死んだら硬直します。そして冷たくなります。生きているとは温かくて柔らかいこと。年をとると体温も下がって冷えてきますが、運動とストレッチは体を温めてくれます。
若い頃、スポーツをしていた人は、ストレッチの効果をよくご存じでしょう。
今はスポーツジムなどでもいろいろと教えてくれますから、お風呂上がりにでも毎日ストレッチをすると、肩凝りにもだいぶいいし、睡眠の質も向上します。
こういうとき、女性は形から入りますから、きれいなヨガマットなどを買ってきて励みます。男性もあれをマネしたらいいのです。ストレッチをバカにしてはいけません。老いゆく体には実に効果が高いものです。
また、定期的に続けていることがあると、それが「指標」になります。たとえば、若い頃からずっと定期的な運動を続けている人は、「以前は一時間くらい歩いても平気だったのに、最近はちょっと体調が悪いときは、一時間は無理だな」と、体でわかる。じょじょに落ちてくる運動能力につき合い続けていますから、どれくらいの運動をするとどれくらい疲れるか、自分の適度を測る基準をひとつ持っていると言えます。毎日ストレッチしていれば、「どうも右のほうが伸びにくい。ちょっと姿勢がゆがんでいるかな」と、日々の変化にも気がつきやすい。こうした自分の体との「対話」ができるようになるのも、定期的な運動のメリットでしょう。ウォーキングとストレッチを老いのたしなみにしたいものです。
【出典】![]() |
日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授)) 「 60歳からの人生を愉しむ心理学 」 |
A D |
60歳からの人生を愉しむ心理学について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
60歳からの人生を愉しむ心理学

- 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
- 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
- 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
- 【書籍版の価格】
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