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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
すし游【すしゆう】
- 靴を脱いで店に上がれば、カウンター席の木の床は床暖房。分厚い檜の付け台に造り付けのネタケースは氷冷庫。床暖房にしたのは、エアコンの風がタネに当たるのがイヤだから。氷冷庫にしたのは、タネがほどよく冷えて、適度な湿気も保てるから。ここまでタネを大事にする主人・岡林睦生さんは、歯切れよい語り口と端正な高座姿で人気を呼んだ古典落語の江戸っ子噺家・古今亭志ん朝に風貌がよく似ている。目の前のみごとな檜一枚板の付け台、カウンター。そう、ここは言葉どおり、主人の檜舞台だ。
人肌、それにふっくら握った空気が逃げないうちがいいからと、主人はカウンターでは、すしを掌にのせて差し出す。タネはすべて仕事がしてあるから、客は指でつまんで口へぽいと放り込むだけ。このシンプルさ、すし飯のほどよい温かさ。これが江戸前だったんですねぇ。
江戸前が主人の掌から客の手へ

【出典】![]() |
東京書籍(著:岸 朝子/選) 「 東京五つ星の魚料理 」 |
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東京五つ星の魚料理について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
東京五つ星の魚料理

- 【辞書・辞典名】東京五つ星の魚料理[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】岸 朝子/選
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】
- 【発売日】2008-12-01
- 【ISBN】978-4-487-80247-0