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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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色と重さ【東京雑学研究会編】
- もし目の前に大きなカバンを二つ出され、「どちらか片方を運んでください」と頼まれたとする。一つは白、もう一つは黒のカバン。大きさも全く同じだったら、あなたはどっちを選ぶだろう。
できるだけ軽い方を運びたいと思うなら、迷わず白を選んだほうがいい。事実、重い物を持ちたくないと考えている人ならば、黙っていても白を選ぶはずである。
これは色の持つ明度が原因。人間は、明るい色ほど軽く、暗い色ほど重く感じるのである。しかも、見た目で感じるだけでなく、実際に持ったときも、明るい色のほうが軽く感じるという実験結果もある。
目の前に同じ重さの白と黒の箱を用意し、実際に持ってもらったところ、黒は白よりもなんと一・八七倍も重く感じたという測定結果が出たのである。また、同じ重さの箱をいくつもの色に塗り分けて比較させたケースでは、白と赤では五三%の人が赤を重いと感じ、黒と黄色を比較すると、五八%の人が黒のほうが重いと感じたのである。
実際の重さが同じであろうと、重いと感じるか軽いと感じるかでは、荷物を運ぶ際の疲労度も大きく違ってくる。日頃大きなバッグを持って仕事をしているのなら、できるだけ明るい色のバッグにしたほうが疲れないし、海外旅行に行く際のスーツケースは、明るい色にした方がずっと気分的に楽になるはずである。
黒い洋服を着込んでいる人を見ると、なんとなく重いイメージを抱き、白っぽい洋服を着ている人を見ると軽快な感じがするのも、すべては色の持つ明度が原因なのだ。
そういえば、明るい性格の人といると気分が軽くなるのに、暗い性格の人と一緒にいると気分が重くなり、周囲の空気までもが重たく感じられたりする。色だけでなく、明るいか暗いかは、重さの感じ方と大いに関係しているようだ。
§同じものでも色が変わると重さが変わる!?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473