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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
人間は死者を考えることによってその個人が死者から教えられるばかりでなく死者を考えるもの同士が結び
- 【名言名句】
人間は死者を考え
ることによってその個人が死者から教えられるばかりでなく死者を考えるもの同士が結びつくのです
【解説】
人間は自分の死を体感することはできない。もちろん他者の死も。時折、死線をさまよって還ってきた人の体験談を聞くことはあっても、死を学ぶこともできない。
しかし、親しい人の死にあったとき、亡くなった人に思いをはせることによって、「死」が生きている自分においてどのようなものであるのかを考えることができる。死者から死を教わるとはそういうことではないか。
自分だけでなく、その死者を思う人がいる。その思いを共有することで、生きたものどうしが死者を介して結びつくのではないか。
【作者】串田孫一
【生没年】1915~2005
【職業】詩人
【出典】『死んだ人と生きている人との特殊な関係』
【参考】串田孫一は哲学者にして詩人。教壇にも立ちながら、多くの著作を残した。山を愛し、「山の哲学者」とも呼ばれた。また、自著の挿絵や装丁も手がけるなど、非常に多才な人だった。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:友よ ああ暫くのお別れだ……おっつけ僕から訪ねよう! 心が呼ばないものが自分に近づいてくるはずがない 愛する者、親しい者の死ぬることが多くなるに従って死の恐怖は反対に薄らいでゆくように思われる よく生きられた生涯はたとえ短いものであっても人々の追憶の中に再びその生涯を生きるだろう
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141