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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
愛する者、親しい者の死ぬることが多くなるに従って死の恐怖は反対に薄らいでゆくように思われる
- 【名言名句】
愛する者、親しい
者の死ぬることが多くなるに従って死の恐怖は反対に薄らいでゆくように思われる
【解説】
「すぐあなたのおそばにまいります」とは、親近者の弔辞によく聞かれる言葉だ。
遠く、恐ろしいものに感じていた死が、しだいに身近なものに変わっていく。両親はもちろん、同じ世代の友人たちが次々に亡くなっていく老境に足を踏み入れると、死への諦観は心の安らぎをもたらすものとなる。
此岸の縁者から彼岸の縁者への移動心理は、清澄にしておだやかである。
【作者】三木 清
【生没年】1897~1945
【職業】哲学者
【出典】『人生論ノート』
【参考】三木清は一九四五年、治安維持法の被疑者をかくまった疑いで拘留された。のち、衛生状態の悪い拘置所に移され、疥癬を病み、持病の腎臓病も悪化、終戦から一か月あまりの九月二十六日、独房で寝台から転がり落ちて死んでいるのを発見された。この事件が治安維持法撤廃の契機になったという。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:人間は死者を考えることによってその個人が死者から教えられるばかりでなく死者を考えるもの同士が結び 友よ ああ暫くのお別れだ……おっつけ僕から訪ねよう! よく生きられた生涯はたとえ短いものであっても人々の追憶の中に再びその生涯を生きるだろう いかに長く生きたかではなくいかに良く生きたかが問題である
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141