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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
人生は短いと人びとは言うしかし彼らは人生を短くしようとしているのだ
- 【名言名句】
人生は短いと人び
とは言うしかし彼らは人生を短くしようとしているのだ
【解説】
人生を短く感じるのはなぜか。おのが一生のうちに、財を成したい、名を残したいといった、何かを成し遂げたいと意志するのは、社会生活を営む人間にとってしごく当然のことである。そのため、人はやることが多すぎて、人生という時間の枠内ではやりくりがつかず、時のたつのがはやすぎるといって嘆く。もっと時間が欲しいと。
ルソーは「自然に還れ」といった。人間は、社会によって堕落させられることのない自然人として教育されるべきだと考えていた。自然人のもつ感情は純粋な自然感情である。自然感情の中に、何かを成し遂げたいという意志は働かない。自然人は社会のつくった価値観からも時間からも自由である。
聖書にも「空の鳥をみよ、播かず、刈らず、倉に収めず、然るに天の父は、これを養いたまう」とある。鳥は、自分の一生を短いとは感じない。人間、自然人に還る術も必要である。
【作者】ジャン・ジャック・ルソー
【生没年】1712~78
【職業】フランスの思想家
【出典】『エミール』
【参考】『エミール』は教育小説。主人公エミールの成長を描く中で、自然に従い、子どもの本性を尊重した教育を是とした。「自然は決して我々を欺かない。我々自身を欺くのは常に我々である」と彼はいう。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:人生は私たちが人生とは何かを知る前にもう半分過ぎている すでに生きてしまった一つの人生はつまり下書きでもう一つのほうが清書だったらねえ 人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが何事かをなすにはあまりに短い 人間五十年けてむの内をくらぶれば夢まぼろしのごとくなり一度生をうけ滅せぬ者のあるべきか
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141