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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが何事かをなすにはあまりに短い
- 【名言名句】
人生は何事をもな
さぬにはあまりに長いが何事かをなすにはあまりに短い
【解説】
中島敦の代表作『山月記』の中で、主人公が自分の挫折を自嘲していう言葉。何の目的もなく漠然と過ごすのであれば人生は長いものだが、志を遂げようとするにはあまりにも短い。中島敦自身、三十三歳で夭折した。成し遂げられなかったことへの痛切な思いでもあったのだろう。
私たちが、ある年齢に達すると、月日のたつのが早く感じられてくるようになるのは、この戒めをだれもが、無意識にもっているからだろうか。
【作者】中島 敦
【生没年】1909~42
【職業】作家
【出典】『山月記』
【参考】『山月記』は、自負心と名声や金銭への野心に心を食いつぶされた青年が妄執ゆえに虎に変身し、なお執着を捨てきれない悲哀を描いている。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:人生は短いと人びとは言うしかし彼らは人生を短くしようとしているのだ 人生は私たちが人生とは何かを知る前にもう半分過ぎている 人間五十年けてむの内をくらぶれば夢まぼろしのごとくなり一度生をうけ滅せぬ者のあるべきか 旅行は人間を謙虚にする世の中で、人間の占める立場がいかにささやかなものであるかをつくづく悟らされ
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141