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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
山くじら もゝんじや【やまくじら ももんじや】
- 亨保3年(1718)の創業時は漢方薬店。薬草や黒焼きなどと併せて猪(猪の薬食いといい、当時は薬として食べた)を扱っているうち、いつかこちらがメインになったという。もゝんじは百獣、つまり四足大型獣一般を意味する。この古くからの看板どおり猪以外の獣肉もそろうが、主力はやはり猪だ。
「猪は脂がうまい。それが天然ものがバターなら、養殖ものはマーガリンって感じかな」と語るのは9代目当主・吉田龍一さん。もゝんじやの猪はむろん天然ものばかり。それも「いい餌があるいい山がないと肉はうまくない。ここにはいい山があるから」と、兵庫・三重・滋賀の3県産に絞っている。
龍一さんは肉切り専門に40年余。その達人が切った肉を10代目を継ぐ龍作さんが調理する。おすすめどおりじっくり時間をかけて煮た猪肉は、ぷりぷりとはじけるような食感に自然の力強さを感じさせ、脂身はじんわりと甘い。心身にパワーが漲るこのひと鍋、まさに「山くじら」の異称にふさわしい。
隅田の川風に吹かれて伝統の味を

【出典】![]() |
東京書籍(著:岸 朝子/選) 「 東京五つ星の肉料理 」 |
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東京五つ星の肉料理について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
東京五つ星の肉料理

- 【辞書・辞典名】東京五つ星の肉料理[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】岸 朝子/選
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】
- 【発売日】2007-12-01
- 【ISBN】978-4-487-80183-1