-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
江戸平【えどへい】
- 昭和7年(1932)に総武線のガード下に店を構え、戦後、目と鼻の先の現在地に移った。3代目の主人・田中満治さんは壁に視線を向け「あの色紙は昭和16年に谷崎潤一郎さんが書いてくれました」と、にこやかに話す。谷崎は戦前戦後を通じてこの店を贔屓にした。色紙には「空を行く 電車の下にかヾまりて 油にしみて くふうまさかな」と綴られている。
俳優の片岡千恵蔵や市川右太衛門、落語家の柳家小さんらも馴染み客だったという店ながら、木造モルタル2階建ての造りはいたって大衆的。値段も高くない。いかにも下町っ子らしく気さくな人柄の店主夫婦と、ほがらかな娘さんの3人で切り盛りしている。
天ぷらは、ふっくらと軽く揚げる江戸前。4~10月には関東では珍しい、琵琶湖産の鮎の天麩羅が味わえる。琵琶湖の鮎は湖だけで育つため小振り。9月下旬からひと月は子持ち鮎になる。11月中旬~2月の鱈の白子天麩羅も評判がいい。
谷崎潤一郎ゆかりの店

【出典】![]() |
東京書籍(著:見田盛夫/選) 「 東京五つ星の鰻と天麩羅 」 |
A D |
東京五つ星の鰻と天麩羅について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
東京五つ星の鰻と天麩羅

- 【辞書・辞典名】東京五つ星の鰻と天麩羅[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】見田盛夫/選
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】102
- 【発売日】2007-07-01
- 【ISBN】978-4-487-80161-9
この書籍の関連アプリ |