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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
中禅寺湖【ちゅうぜんじこ】
- 栃木県の名勝地日光を代表する中禅寺湖は、周囲二五キロ、最大水深一六三メートル、水面の海抜高度は一二六九メートルである。面積が四平方キロ以上の天然の湖としては、日本一の高山湖である。中禅寺湖を発見したのは、男体山開山の祖、勝道上人である。勝道上人は、三度にわたる挑戦の末、七八二(天応二)年、ついに男体山登頂を果たす。中禅寺湖を見つけたのは、その十五年前、最初の登山の際のことと思われる。中禅寺湖の冬は寒い。たとえば二〇〇二年のデータによると、冬場の平均気温は摂氏で約マイナス三度、最低気温はマイナス一四度にもなる。雪が降り積もり、吹雪に見舞われることもしばしばである。ところが、このように厳しい気候のなかでも、中禅寺湖は全面氷結しない。中禅寺湖が凍らない秘密は、水深の深さにある。気温の変化によって湖面の水温が変化すると、より深いほうの湖水との間で温度を生じ、対流が起こるのだ。そのため、冬でもある程度の温度をキープでき、凍らないというわけである。これは、水深の深い湖に共通した現象で、富士五湖のなかでも、水深の深い本栖湖や西湖は、中禅寺湖と同じく凍らない湖である。中禅寺湖とその周辺は、霊場として長い間女人禁制だったが、明治になって女性の入山が認められるようになった。明治天皇が「幸いの海」と名づけた中禅寺湖とその周辺は、避暑や釣り、ゴルフなどができるリゾート地となっている。
湖面が冬でも凍らない理由とは?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305