見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 お歯黒【東京雑学研究会編】


§お歯黒で見分けた、できる夜・できない夜



明治時代の初期あたりまで、既婚女性はお歯黒をつけ、眉を抜いていて、夫がいる身であることを示していた。現代から考えると奇怪としかいいようのない習慣で、当時、横浜や長崎にやってきた外国人たちも、既婚女性たちの怪異な姿には驚いていたという。
今も伝えられる川柳に「女房のはげた歯でねるさせぬ晩」というものがある。
これによると、既婚女性でもたまにはお歯黒をはげたままにしているときもあったようだ。つまり生理の日はお歯黒をはげたままにして、夫にそのことを知らせセックスを拒んでいた、ということらしい。
夫に知らせたければ言葉で知らせればよさそうなものだが、そこは江戸時代の女性の奥床しさというものだろうか。
お歯黒は、お茶や米の研ぎ汁の中に古釘や折れ釘などの鉄くずをいれて作った。艶をよくするために酢、酒、飴を混ぜることもあった。毎日、温めたお歯黒と五倍子粉をまぜるか、あるいは交互に筆で歯に塗り付けていた。
女性がはじめてお歯黒をつけるのは婚礼の直前直後か三日目の里帰りのときなどが多かったと伝えられている。女性の成人祝いを「鉄漿つけ祝い」と呼ぶ地方もある。鉄漿とはもちろんお歯黒のことだ。
はじめてお歯黒をつけるときは「鉄漿付け親」「筆親」などと言われる女性あるいは夫婦との間に、疑似親子のような関係を結ぶ習慣もあったという。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 12670137
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:お遍路  お盆  オナニー  オナラ  

   


  1. 雑学大全>生活>おしゃれ    >    お歯黒
  1. ◆「お歯黒」の関連ワード

  2. お遍路

  3. お盆

  4. オナニー

  5. オナラ


A D

雑学大全について
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
App store


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全 雑学大全 雑学大全 雑学大全