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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
良いことばかりは 悪すぎる
- 【名言名句】
良いことばかりは
悪すぎる
【解説】
サッカーは読み合いのスポーツだ。右にくるかと読んだ攻撃が突然左にきたら、守備側は驚く。その「驚き」が守備組織のバランスを崩し、攻撃側は決定的なチャンスをつかむ。これぞサッカーの醍醐味である。一九八〇年代のフランス代表はこの面ですばらしいチームだった。ある試合でフランス代表が次から次へと驚きをつくり、観客を熱狂させるのを見た、と大住はいう。相手チームは右往左往するばかり。ところが、時間がたってもなかなかゴールが生まれない。よく見ると、フランスが攻撃のたびに驚きを作り出すので、相手チームは読みの逆をつかれることに驚かなくなっていたのだ。もしフランスが平凡なプレーを繰り返し、そのなかに時折驚きを入れたら、相手の守備組織は簡単に崩壊し、五点でも六点でもはいっただろう。しかし実際には、フランスは勝ったものの1-0。得点はPKによるものだった。良いことを際立たせ、効果的に使うには、良いことだけをしようとしてはいけない。平凡なことにも重要な意味があるのだ。
【作者】大住良之
【生没年】1951~
【職業】サッカー・ジャーナリスト
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:双六の上手といひし人にその手立を問ひ侍りしかば「勝たんと打つべからず負けじと打つべきなり」 銀が泣いている ちょっと横を見たら、断崖絶壁でこれにチャレンジしなきゃいけないという気持ちがわいてきた 練習が本番試合はレクリエーションだ
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141