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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
双六の上手といひし人にその手立を問ひ侍りしかば「勝たんと打つべからず負けじと打つべきなり」
- 【名言名句】
双六の上手といひ
し人にその手立を問ひ侍りしかば「勝たんと打つべからず負けじと打つべきなり」
【解説】
ある人が、すごろくの上手な人に、勝つ秘訣を聞いたときの返事。つまり、勝とう勝とうという気持ちばかりで打たず、なんとか負けまいと思って打て、という答えだった。
勝つことにこだわりすぎると、かえって負けることがある。あらゆる勝負に通用する教訓であろう。
この言葉のあとに兼好は、自分の品行を整え、国家を安泰に維持していくにも同様だと説く。
【作者】吉田兼好
【生没年】1283頃~1353頃
【職業】随筆家
【出典】『徒然草』
【参考】『徒然草』は吉田兼好がつづった序段と二百四十三段からなる随筆集である。それぞれの段は独立・完結しており、社会や人間生活の諸問題、自然の風物や情趣、教養や趣味、有職故実などについて書かれている。いずれも、鋭い観察眼や批判精神がうかがわれる。
双六(すごろく):昔の盤遊戯の一つ。さいころを振って駒を進め、早く相手の陣へ送りこむことを争うもの
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141