-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
物語は、世の中の物のあはれのかぎりを書きあつめて、読む人を深く感ぜしめて作れる物なり
- 【名言名句】
物語は、世の中の
物のあはれのかぎりを書きあつめて、読む人を深く感ぜしめて作れる物なり
【解説】
「物のあわれ」は、人生の機微やはかなさなどに触れたときに感じるしみじみとした情趣である(『広辞苑』)。「物のあわれ」とは、自然・人生・芸術などに触発されて生ずるしみじみとした情趣や哀感である(『大辞林』)。物語とは、そうした「物のあわれ」を書き集めて、読む人に深く感動をおぼえてほしいと思ってつくられるものである。
太宰治は「小説というものは、本来、女子供の読むもので、いわゆる利口な大人が目の色を変えて読み、しかもその読後感を卓を叩いて論じ合うというような性質のものではない」と、きめつけているが、これは一種の逆説であろう。
【作者】紫式部
【生没年】十~十一世紀
【職業】物語作者
【出典】『源氏物語』
【参考】本居宣長は源氏物語を研究し、「物のあはれというような美しい情操を身につけるには、物語や和歌を会得するしかない」といっている。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:正しく書く事によって初めて考えをより明瞭に且つ確実にすることが出来る 言葉は危険な玩具でありあてにならない暗号だ 私は悲劇を愛する私は悲劇の底にはなにかしら美しいものがあるからこそ悲劇を愛するのだ エピローグとは過去の総括にかこつけて実際には未来についてわれわれに警告を与える一法である
A D |
名言名句の辞典について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141