-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
酒は口を軽くする
- 【名言名句】
酒は口を軽くする
--しかし酒はさらに心を打ち明けさせるかくて酒は一つの道徳的性質、すなわち心の腹蔵のなさを運搬する物質である
【解説】
謹厳実直なカントらしい酒の定義である。
カントは規則正しい生活習慣で有名。散歩も毎日決まったコースを決まった時間に歩いたので、近所の人は彼の姿を見て時計の狂いを直したという。しかし、そんなカントでも、若いころには友だちと夜中まで飲み歩くことも、たまには、あったらしい。
酒を飲めばふだんは無口な人でも多弁になる。腹には一物もなくなって、ありのままの人柄が出るから、コミュニケーションの道具として酒は欠かせない。これを哲学的にいえば右のようになるわけである。
【作者】カント
【生没年】1724~1804
【職業】ドイツの哲学者
【出典】『人間学』
【参考】カントは生涯を故郷ケーニヒスベルクで暮らした。現在ではロシアに属するが、当時はドイツ領で国際的な貿易都市であると同時に教育の中心地でもあった。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:朝もよし昼もなおよし晩もよしその合い合いにチョイチョイとよし 白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり 酒の元気に気焔を吐く者は卑怯なり気焔はシラフにて吐け酒にはただ酔わんことを思うべし 百薬の長とはいへど万の病は酒よりこそ起れ
A D |
名言名句の辞典について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141