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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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得て何ぞ喜ぶに足らん失いて何ぞ憂うるに足らん
- 【名言名句】
得て何ぞ喜ぶに足
らん失いて何ぞ憂うるに足らん
【解説】
三国志の主人公の一人である劉備が、のちに名軍師となる諸葛孔明と出会う前のこと。徐州という領地を手に入れるが、弟分の張飛が酒の上での失敗から城を失ってしまう。張飛の報告を受けた劉備が、ため息交じりに言った言葉である。
もともと徐州は人から譲られた領地で、その際も劉備は再三断り、最後にしぶしぶ受けたということになっている。どちらもポーズとみられないこともない。得れば喜び失えば憂える。それが人情というものだろう。
しかし、こうした無欲|恬淡さや鷹揚さは、中国において王者の素質とされるものだ。劉備にはそれがあったので、たくさんの人材に慕われ、その人々に助けられて、最後には皇帝と呼ばれる身となるのである。
「人間万事|塞翁が馬」ともいうように、富を得ても不幸になることもあれば、富を失っても健康な体さえあればなんとかなるもの、と、常に、願わくは、平常心でいたいものである。
【出典】『三国志演義』(十四世紀中頃)
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することがすなわち非凡なのである 退屈の中に深い退屈のうちにわれわれは最もよくわれわれの生活を味わう 悪の根源をなすものは金銭そのものではなくして金銭に対する愛である 人は通常金銭を貸すことを断ることによって友を失わず金銭を貸すことによって、たやすく友を失う
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141