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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
たのしみはとぼしきまゝに人集め酒飲め物を食へといふとき
- 【名言名句】
たのしみはとぼし
きまゝに人集め酒飲め物を食へといふとき
【解説】
いつもホームパーティーをやっているような裕福な家庭ではない。貧乏暮らしのなかで、祝い事やうれしいことがあったときに親しい人を呼び集めて酒食をふるまう。来る人も何かしら持ち寄り、狭い家の中をいっぱいにして語り合い楽しいときを過ごす。イタリア映画の名作『鉄道員』にもそんなシーンがあった。そんなささやかな楽しみの温かさが幸せでなくてなんだろう。
【作者】橘 曙覧
【生没年】1812~68
【職業】歌人、国学者
【参考】橘曙覧は江戸末期の歌人。福井に住み、清貧の生活に甘んじて家族への愛の生涯を送った。この歌は、「たのしみは」で始まり「のとき」でしめくくる歌を集めた『独楽吟』のなかの一つ。天皇・皇后両陛下のご訪米の際、当時のクリントン大統領が「たのしみは朝起き出でて昨日までなかりし花の咲ける見るとき」をスピーチのしめくくりとしたことは有名である。
正岡子規が「源|実朝以来、歌人の名に値するものは橘曙覧ただ一人」と絶賛したことからその名が広く知られるようになったという。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:幸福とはかかわりあって生きてゆくひとりひとりが自分の小ささを知り知るから、より大いなる者を仰ぎ.. 誰だって、ほんとうにいいことをしたらいちばん幸せなんだねえ 貧者の一つの幸福は世が彼の交際を要求しない事である 楽しきと思うが楽しき本なり
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141