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 色川【いろかわ】


江戸っ子店主の心意気





創業文久元年(1861)の老舗の6代目当主は、お祭り好きの江戸っ子・色川正則さん。「客からカネもらうんだ、うまいもん出さなきゃ。まずかったら客に失礼だ」

毎朝4時30分。色川さんは自転車で南千住や築地などの問屋を回り、自分の目にかなったうなぎだけを仕入れてくる。仕入れるうなぎは意外に、みな一様に細い。「うちのうなぎは昔から細いよ。細いほうが、脂肪が少なくて万人向きなのさ」

たれは代々の作り方で作り、つぎ足して使っている。「うなぎをたれに浸けるとき、脂がたれになじむんだ。客が多い店ほどうなぎをたくさん焼くだろう。たくさん浸けるほど脂がなじんでたれがうまくなるから、その分うなぎもおいしくなるんだ」

うなぎは注文を受けてから、色川さんがみずから客の前で、大きな団扇を片手に備長炭で焼く。仕事が毎日楽しくてしょうがないという色川さん。「店主になって30年以上経つけど、今も修業中だな。まだまだうまいものをつくれると思うよ」

【出典】 東京書籍(著:見田盛夫/選)
東京五つ星の鰻と天麩羅

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東京五つ星の鰻と天麩羅について
鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。
この言葉が収録されている辞典

 東京五つ星の鰻と天麩羅


  • 【辞書・辞典名】東京五つ星の鰻と天麩羅[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】見田盛夫/選
  • 【書籍版の価格】1,728
  • 【収録語数】102
  • 【発売日】2007-07-01
  • 【ISBN】978-4-487-80161-9










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  • 定価:360
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