見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 魚①【東京雑学研究会編】


§魚は、いつ、どうやって眠るのか?



池のコイは、夜になるとじっとしているが、あれは眠っているのだろうか? 魚にはまぶたがない(フグなどの例外もいる)ので、いつも目を見開いており、眠っているのか起きているのか、見ただけではよくわからない。
魚は、睡眠スタイルも寝る時間も、生態に合わせてさまざまである。
カツオのように大群を組んで回遊する魚は、一生泳ぎ続けており、止まるときはすなわち死ぬときである。それでは、眠ったりしたら群れに取り残されてしまうのではと心配になるが、眠っていても泳ぎはやめない。ヒレさえ動かしていれば、群れの一匹として、ともに運ばれていくそうだ。彼らは、いっせいに夜に眠るわけではなく、泳ぎながら交代で眠る。群れで泳ぎながら眠る仲間には、イワシ、サバ、アジ、サンマなどがいる。
人間のように、昼に活動し、日没になると岩や藻の間に入ったり、岩に寄りかかったりして眠る魚は、コイ、フナ、マス、イシダイ、カワハギブダイハタハタなど、たくさんいる。シロギスやベラは、砂にもぐって、目と口だけを出して眠る。
反対に、夜行性なのが、ウナギやアナゴ、ウツボ、ヒラメ、カレイなどの肉食魚である。彼らは、夜にエサを探して活動するので、昼は水底で眠っている。
また、一日サイクルばかりではなく、まるで冬眠のように長い期間を眠ってすごす魚もいる。フナやコイ、ドジョウ、ウナギは、水温が下がりすぎると、眠って冬を越す。逆に、水温が上がりすぎると眠るのが、イカナゴやハイギョである。
ユニークな眠り方をするのが、南日本の海の岩礁地帯に生息するアオブダイである。日暮れになって岩陰に入ると、口から強い粘液を出して、自分の体をすっぽり覆ってしまう。その姿は、まるで分厚いパジャマを着たようであり、しかもアオブダイは、毎晩このパジャマを新たに作って眠るのである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 12670375
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:魚②  魚③  再生生物  再生紙  

   


  1. 雑学大全>>    >    魚①
  1. ◆「魚①」の関連ワード

  2. 魚②

  3. 魚③

  4. 再生生物

  5. 再生紙


A D

雑学大全について
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
App store


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全 雑学大全 雑学大全 雑学大全