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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
▼皮がカリッ、白い身がプリッ
- 「ボウアナゴは焼き物にかぎりますよ」といって、澤木さんの奥さんが焼いてくれた。「うちでは口を切り落として、二つか三つに切ってから焼きます。こんがり焼けたところで、食べやすい大きさに切って、おろし醤油と一緒に食べるんですよ」。
やがて野性的な香ばしさが部屋中に充満してきた。目の前に出されたのは、ぶつ切りのアナゴならこんな形だろうと思える一品。香ばしさはウナギに勝り、プリプリした食感はアナゴどころではない。皮のカリッとした歯ざわりは痛快でさえある。脊椎の代わりをつとめる脊索が、ぷつんぷつんとした歯ごたえで愉快でもある。男鹿の居酒屋で人気のつまみだけのことはある。「見た目が見た目ですから、最初はみなさん敬遠しますが、それでもおそるおそる試食した人は、みんなおいしいといいますよ」
ボウアナゴ漁の最盛期は6月から10月までだが、居酒屋では7月から8月にかけてが圧倒的な人気だ。夏バテ防止の「土用のウナギ」にあやかってのことにちがいない。
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京書籍) 「 旬のうまい魚を知る本 」 |
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旬のうまい魚を知る本について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
旬のうまい魚を知る本

- 【辞書・辞典名】旬のうまい魚を知る本[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京書籍
- 【書籍版の価格】1,836
- 【収録語数】650
- 【発売日】2002年8月
- 【ISBN】978-4487797776