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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
本籍【ほんせき】
- 役所(役場)が管理するもののなかに、住所と本籍がある。住所は、現在住んでいるところだから、引っ越すたびに住所変更届を提出しなければならない。普通、住所さえ登録してあれば、役所からのお知らせや税金の支払いにしても十分だと思うのだが、このほかに本籍というものがある。本籍とは、戸籍がある住所のことである。したがって、まったく知らない土地にもかかわらず、先祖代々の土地だからといって、見知らぬ土地に本籍があるということも少なくない。この本籍という制度は、世界中を見ても日本だけの独特の制度だ。そもそも本籍は、日本に住んでいる日本人の登録簿のようなものだ。日本であれば、どこに本籍を置いても構わない。たとえば皇居や東京タワー、富士山といった有名な観光地でもいい。そのほか、無人島であっても、日本の国有地ならばそこを本籍地とすることもできる。自分が本籍地にしたいと思ったら、役所へ行って転籍届をおこなうだけでいいのだ。もっとも、つい最近までは、本籍地が記載されている戸籍謄本が入用になった場合、本籍地を管轄する役所まで自分で出向いて行かなくては取得することができなかった。そのため、無人島のようなところや、住んでいる場所から遠く離れた場所が本籍地になっている場合は、非常に不便だったのである。いまでは郵送で請求できるようになり、昔ほどの不便さはなくなった。しかし、郵送では、すぐに書類がほしいときなどには、やはり不便であることに変わりはない。ちなみに、本籍地は一度変えたら変更できないというものではない。正規の手続きを踏めば何度でも変えられる。ただし、何度も本籍地を変えると、住民票の記載事項が長くなったり、当人が亡くなって遺族が相続手続きをするときなど、何かと面倒になるので、なるべく変えないほうが無難である。
本籍地は、日本国内ならどこにでも移せる
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305