見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 先斗町【ぽんとちょう】


「先端」を意味するポルトガル語「ponta」が語源



男性なら一度は、お座敷に芸者衆を呼んで、粋なお茶屋遊びをしてみたいと思う人も多いだろう。ところで、先斗町というこの地名、広辞苑の編者である新村出氏によると、その語源はポルトガル語だという。「先斗」はポルトガル語の「ponta」のこと。意味は「先端」とか「先」といった意味である。英語にすると「point」。いまの私たちには、こちらのほうがなじみ深い。先斗町が「先端」を意味するポルトガル語で呼ばれたのは、先斗町が鴨川原の片側の先端にあったためという。いつからそう呼ばれるようになったかは不明だが、鴨川の護岸工事で宅地ができたのが江戸時代のはじめ頃。一七〇〇年頃に出された本には「ぽんと町」と出てくるという。江戸時代後期になると、先斗町に遊郭ができる。五軒の遊郭が立ち並び、花街の色彩を濃くしていった。一八一三(文化一〇)年には、遊郭だけではなく芸者を抱えることも許可された。明治になると、芸妓たちの教育機関も設けられた。芸者を志すものはそこでみっちりと芸を仕込まれていった。一八七二(明治五)年の第一回京都博覧会の際に、いわゆる余興として先斗町の芸妓たちによる「鴨川をどり」が初演され、その華やかな様子は先斗町の一つの顔にもなっていった。その後、芸妓による「鴨川をどり」は一時中断されたこともあったが、一八九五(明治二八)年に復活している。いまでは、先斗町の歌舞練場で、春と秋にこの「鴨川踊り」が披露されており、人々の目を大いに楽しませてくれる。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820823
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:煩悩  ポンポン山  本籍  ポンコツ  

   


  1. 雑学大全2>地理>場所    >    先斗町
  1. ◆「先斗町」の関連ワード

  2. 煩悩

  3. ポンポン山

  4. 本籍

  5. ポンコツ


A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2