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 ピアノ【ぴあの】


発明されたときの「売り」が名前になった?



ピアノは、一八世紀はじめにチェンバロを改良して考案されたといわれている。チェンバロは、鍵盤を弾くと、ぴんと張った弦を爪がついた装置がひっかく構造になっている。強く鍵盤をたたいても、弱くたたいても、弦をひっかける力の強弱にはあまりつながらなかった。当然、音のダイナミズムに欠けていた。そこで、弦をハンマーがたたく構造に変えたピアノが考案されたのである。そして、音が小さいという意味の「ピアノ」から、音の大きいという意味の「フォルテ」まで、自在に強弱がつけられるということで、「ピアノフォルテ」(または「フォルテピアノ」)と名づけられた。いわば、楽器の「売り」を新しい楽器の名前にしたのである。その後「ピアノフォルテ」から「フォルテ」が抜けて、「ピアノ」と呼ばれるようになった。楽譜でピアノパートには「piano forte」を略した「pf」が使われるのはその名残である。ピアノが考案された一八世紀はじめといえば、音楽の父セバスチャン・バッハが活躍していた時代である。このバッハピアノを弾いたことがある。しかし、考案されたばかりだったこともあって、バッハはこの新しい楽器が気に入らず、その後は一回も弾いていないという。また、ピアノのための音楽も作曲していない。バッハ鍵盤楽器のための音楽のほとんどは、オルガンチェンバロのために作曲されたものである。ハイドンの時代になるとピアノの改良も進み、ハイドンの後輩に当たるモーツァルトは六歳の頃から天才的ピアニストとして有名になった。モーツァルトより一四歳年下のベートーベンは、「モーツァルト二世」にしようとした父から厳しいピアノの手ほどきを受けた。ベートーベンが盛んにピアノのための音楽を作曲している頃もピアノの改良は続き、ピアノの音域が広がるたびに、ベートーベンピアノ曲の音域も広がったのは有名な話だ。しかし、この頃はまだハンマーは木製で、音の響き方を調節するペダルもなかった。ピアノが現在のような構造になったのは、天才ピアニストであるリストショパンが活躍した一九世紀はじめ頃のことだといわれている。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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