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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
ガラガラヘビ【がらがらへび】
- アメリカ大陸に生息するガラガラヘビは毒蛇で、その名の通り、ガラガラという大きな音をさせて威嚇する。音が鳴るしくみは、脱皮のときの殻の一部が尾にくっついたままになっているため、尾を振るわせると、殻も一緒に震えて、ガラガラという音が出るわけだ。この脱皮殻は、何層にも重なっているが、古くなると抜け落ちるようになっている。おもなガラガラヘビには、ヨコバイガラガラヘビ(サイドワインダー)、ダイヤガラガラヘビ、アメリカヒメガラガラヘビなどがいる。ガラガラヘビの音は、二〇メートル先までも聞こえるほどで、この音を聞けば、たちまち小動物などは逃げ出してしまう。威嚇音としては十分な効果を発揮するが、意外なことにヘビ同士には通用しない。なぜなら、ヘビには聴覚がないからだ。どんなに大きな音をたてようとも、当の本人であるガラガラヘビには、自分がどんな音を出しているか、まったくわからない。同様に、仲間のヘビにもその音は聞こえないのだ。では、どんなときにガラガラヘビは音を出すのかというと、ほかのヘビと同じように、びっくりしたり、身の危険を感じたときだ。一説には、ヘビにもストレスがあり、人間がストレスを感じると、大声を出したり、うろうろと歩き回るように、ガラガラヘビはガラガラと音を出すのだともいう。ここで、はたと気づいた方もいるだろう。よくコブラ使いなどが笛を吹いて、ヘビを踊らせているが、実際には、ヘビには笛の音は聞こえていない。だから、足踏みやかごをたたくことで振動を起こして、ヘビを動かしている。ヘビは、敵に向かって正面から動く習性があるので、さも笛の音に合わせて踊っているように見えるだけなのだ。
自分自身は、自分の出す音が聞こえていない!
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305