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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
一方では論理的な理智的な小説を書きたいという欲求また一方では不合理、不確かさ、複雑さをもった生き
- 【名言名句】
一方では論理的な
理智的な小説を書きたいという欲求また一方では不合理、不確かさ、複雑さをもった生きた人物を描こうという欲求--われわれはその二つの欲求の戦場であるがいい……
【解説】
文学者というものは、必ずしも事実を書くものではない。自分が望み求めるもの、それは理想像であることもあるだろうし、挫折、屈折した人物像であるかもしれない。一生を闘病生活で送ったような堀辰雄は、人間についての深く沈潜した思考に生きた。彼の心の中では、調和しえない二つの欲求がせめぎ合い、そのあやういバランスから作品が生み出されていたのだろう。
【作者】堀 辰雄
【生没年】1904~53
【職業】作家
【出典】『小説のことなど』
【参考】遠藤周作は、「堀さんは非常な勉強家だった。追分に疎開されたあとも、真冬でもきちんと机にむかってマラルメを読んでおられる姿を見たこともあるし、発熱の日は体を横たえたまま書見器を使って仏蘭西語の原書を見ておられたのも覚えている」といっている。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:詩作の目的はポエジイという感情を創作することである詩作はポエジイをつくり出す手段にすぎない 一つの内容を現すべく最適確の言葉その尊い言葉は現世にたった一つしか無い 言葉は危険な玩具でありあてにならない暗号だ 正しく書く事によって初めて考えをより明瞭に且つ確実にすることが出来る
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141