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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
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・先負
・十支:庚(かのえ)
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
それ浄土といふも、地獄といふも外には候はず、ただ我等が胸の間にありこれを悟るを仏といふこれに迷ふ
- 【名言名句】
それ浄土といふも
、地獄といふも外には候はず、ただ我等が胸の間にありこれを悟るを仏といふこれに迷ふを凡夫といふこれを悟るは法華経なり
【解説】
上野殿尼御前という人物にあてた手紙の一節である。日蓮は愛児を亡くした母や未亡人に対する慰めの手紙を多く書いているが、これもその一つであろう。
地獄も浄土も、私たちのものの考え方一つであるという。立正安国を中心に法華経の布教に激しい情熱を注いだ日蓮だが、一方、死罪(処刑直前に中止)、流罪など、数多くの苦難を経験してきたからこそ書ける手紙であった。
【作者】日蓮
【生没年】1222~82
【職業】日蓮宗の開祖
【参考】「法華経」では、ブッダは超越的存在で、この世に現われたのは、すべての人が悟りを開くことのできる大道を示すため、と説く。日蓮本人が筆写したと伝えられる『立正安国論』が法華経寺に伝わり、国宝に指定されている。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:人間が宗教の始めであり人間が宗教の中心点であり人間が宗教の終わりである 愛しすぎるということがないのと同様祈りすぎるということはなおさらない 仏も昔は人なりき我等も終には仏なり三身仏性具せる身と知らざりけるこそあはれなれ 人間世界を人間世界たらしめるものすなわちお互いに助け合うそうして人のためわがためということになら
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141