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 ▼シャコ味噌という浜の傑作料理



怪しい姿をしているが、味はすこぶるつきだ。しっとりした甘味とふんわりした歯ざわりは、ほかではちょっと味わえまい。福島県相馬市尾浜(おばま)の浜で、漁師のおかみさんからシャコ味噌という傑作料理をご馳走になったことがある。その作り方がいかにも浜流の豪快さで、つい見とれてしまった。生のシャコの頭を取り除いてから、スリコギをローラーのようにシャコの上に転がし、殻から身を絞り出すのである。「この身に少量の味噌と砂糖、日本酒を加えて、混ぜ合わせながら鍋で炒ります。酒の肴にも向きますが、ごはんの上にのせても食が進みますよ」。
シャコ味噌をちょっとなめては酒をちびり、またちょっとなめてはちびり。いや、味味噌というのはよくあるけれど、こんなに味噌と調和して、上品な旨味を持つ種類はほかに知らない。この浜ではよその家に遊びに行くと、これをお茶漬けにしてもてなしてくれるのだそうだ。

【出典】 東京書籍(著:東京書籍)
旬のうまい魚を知る本

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旬のうまい魚を知る本について
いつ、どこで、どの魚がうまいのか?魚をおいしく食べるために知っておくべき知識を日本全国の漁師町を巡り、絶品魚料理を漁る魚狂、野村祐三が伝授。 鮨屋、レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。
この言葉が収録されている辞典

 旬のうまい魚を知る本


  • 【辞書・辞典名】旬のうまい魚を知る本[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京書籍
  • 【書籍版の価格】1,836
  • 【収録語数】650
  • 【発売日】2002年8月
  • 【ISBN】978-4487797776










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