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 奈良のシカ【ならのしか】


奈良のシカの数は、毎年一頭一頭人間が数えている



世の中には色々な統計調査が実施されているが、毎年七月に「奈良公園周辺に生息する天然記念物奈良のシカ』の頭数調査結果」が発表されるのをご存知だろうか。頭数調査は、シカの保護施策の参考にするために「奈良の鹿愛護会」がおこなうもので、二〇〇六(平成一八)年度はオス二三二頭、メス七九七頭、子鹿二一九頭の合計一二四八頭だった。これは調査開始以来最高だった一九九四(平成六)年に次ぐ多さだという。昨年度より生まれる子鹿が多かった一方で、交通事故で死亡した数が減ったためと分析している。この数字、どうやって計算しているかというと、なんと人が一頭一頭数えているというから驚きだ。朝六時頃、シカはねぐらにしている春日山や若草山から奈良公園に向かって移動してくる。そこで鹿愛護会の職員やボランティア約三〇名が四つのグループに分かれ、四グループのうちの三つが、グループごとに横一列になって、シカの流れと逆流するように東の近鉄奈良駅から西の春日大社まで歩いていくのだという。すれ違った鹿の数をオス、メス、子鹿に分けて「正」の字で記入していくのだが、同じシカを何人もが数えてしまわないように、声を掛け合いながら進んで行くという。残りの一グループは、若草山から下りながら数えていく。同じ調査を二日間にわたって続け、数が多かったほうをその年の数字として発表するのだ。なお、作業は午前七時半頃には終わるようだ。さらに、年間を通した鹿の移動の習性を知るために、特定の場所に絞って愛護会の職員八人だけで調査をする。これによって、草が少ない冬は若草山や飛火野には鹿が少なく、観光客から鹿せんべいがもらえる東大寺南大門の周辺に多くいることがわかった。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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