見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2018年(平成30年/)
    ・10月(神無月/October)
    ・20日
    ・土(Saturday)
    ・二十四節気
    ┣「寒露」から12日
    ┗「霜降」まで3日
    友引
    ・十支:(きのと)
    ・十二支:(とり)
    月齢:11
    月名(旧歴日):十日余りの月(とおかあまりのつき)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 石川啄木【いしかわたくぼく】


早世の天才歌人は、借金の天才でもあった!?



明治時代、岩手県に生まれ石川啄木は、早くから詩作で才能を示したものの、一生貧困から抜け出せなかった。後に転じた短歌の世界での評価が死後に高まったが、「石をもて追わるるごとくふるさとを」出て行ったり、「友がみなわれよりえらく」見えたり、「泣きぬれて蟹かにとたわむ」れたりと、詠まれた歌は悲哀に満ちたものが多く、現実を変えられないことの代償行為として歌を詠んだともいわれている。『一握の砂』『悲しき玩具』の二冊の歌集で、一首三行書きという形式と日常生活から生まれる感情を素直に吐露した作風は、当時の歌壇に新風を吹き込むものと評価されるが、その矢先の死であった(享年二六歳)。貧しさを克服しようと渡った北海道でも、また純粋に文学に親しもうと上京してからも、啄木は常に借金まみれだった。確かに貧困の原因は父親の失職にあったが、啄木としては上京後、朝日新聞社に職を得て、定期収入のあった時代もある。それでもお金が足りなかったというのは、収入に合わせた生活をするという経済観念のなさであろう。あげくのはて、友人たちへの借金申し込みでは、自殺をほのめかしたり、治療代もないから座して死を待つだけだなどと泣き落としの手紙を書く。それも貧しい生活ゆえに、ゆとりを持って純粋に文学に取り組むことができないなどと言い訳をする内容だ。現実には、歌集を出版してもそれほど売れたわけでもなく、返済どころか、さらに借金を重ねていくのだが、貸した友人たちのほうも返済に期待していた節はない。もともと啄木の手紙の書き方も、借金を直接に表現するのではなく、「生活の窮状を察してほしい」というような婉曲表現に終始しているから、友人たちもカンパするような気分でお金を渡していたようだ。ただ、その借金の記録は克明に残しており、いずれ人気が出て文筆生活で一財産築けることを信じ、その日が来たら清算するつもりだったと受け取れなくもない。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820041
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:伊豆七島  伊勢神宮  石川五右衛門  囲碁  

   


  1. 雑学大全2>ヒトの不思議>人物    >    石川啄木
  1. ◆「石川啄木」の関連ワード

  2. 伊豆七島

  3. 伊勢神宮

  4. 石川五右衛門

  5. 囲碁


A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2