見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 ノミ【東京雑学研究会編】


§ノミはすごいジャンプ力を持っている?



人間や、イヌ、ネコなどのペットについて困らせる虫がノミである。そして、驚くべきは、そのジャンプ力である。
ノミの体長は一~二ミリだが、一〇~三〇センチメートルも跳躍することができる。大したことはないように思うかもしれないが、ざっと計算して、ノミの体長の一〇〇倍以上にもなるのである。あなたは、自分の身長の一〇〇倍ジャンプすることを、想像できるだろうか?
人間や動物が跳躍するときは、筋肉の力が頼りである。だから、陸上の跳躍競技の選手はもちろん、バレーボールなどジャンプ要するスポーツの選手たちも、せっせと筋力トレーニングに励む。
しかし、ノミのジャンプ力は、筋肉だけではなく、レジリンという弾性を備えたタンパク質によるものである。
ノミは、レジリンを後ろ足と体の接続部分に持っているが、このレジリンは、どんなゴムよりも効率的にエネルギーを蓄えて放出する性質があるのだ。
レジリンを引き伸ばしてから放してみると、蓄積したエネルギーの九七%を放出する。つまり、エネルギーのロスは、わずか三%なのである。私たちの身近にあるゴムの多くは、ロスが約一五%だから、レジリンがいかに効率のよい弾性体であるかがわかるだろう。レジリンは、トンボやバッタなどの、羽の関節の靭帯の中にも存在している。
そのほかに、ノミのジャンプ力の要因としては、体の表面を覆っているクチクラという層にも弾性があること、また、頭と体を丸めたような体形がジャンプに適していることなどがあげられる。
しかし、何といってもジャンプを支えているのは、レジリンである。ノミには、あまりジャンプできない種類もあるが、それらはレジリンを持っていないか、または少ししか持っていないからである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 12670758
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:ノルアドレナリン  暖簾  ののしり言葉  のどちんこ  

   


  1. 雑学大全>生物の不思議>昆虫    >    ノミ

A D

雑学大全について
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
App store


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全 雑学大全 雑学大全 雑学大全