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 トリュフ【東京雑学研究会編】


§どうしてトリュフ探しはメス豚が使われるのか?



世界三大珍味の一つとされているトリュフフランス特産のキノコで、フランス料理には欠かせない食材だが、ほかの三大珍味であるフォアグラキャビアに比べると、あまりにも地味で、ちっとも見栄えのしない食べ物である。
ただ、トリュフが見つけづらいのは確かで、そういう意味ではかなり貴重なキノコだ。なにしろ、ブドウ畑や森の中の槲の木の根元、地下三〇センチくらいのところに生えており、目で確認することができないのだ。
そこで、フランスでは古くからトリュフ探しにメス豚を用いてきた。豚は鼻をヒクヒクさせながら地面を這い回り、見事、地中にあるトリュフの場所を発見するのである。その能力たるや、まさに「ここ掘れワンワン!」状態。では、なぜこの技は豚、それもメス豚が得意とする芸当なのか。
その理由は、トリュフの香りが、発情期のオス豚が発する麝香のようなニオイにそっくりだから。トリュフにはオス豚が発情したときに出すニオイのもとと同じ物質が含まれているのである。
つまりメス豚は、オスを求めて、結果的にトリュフを探し当てているというわけで、せっかく恋しい相手を見つけたと思っても、出てくるのは地味なキノコだけ。それすら好物のピーナッツなどでごまかされているうちに、人間に横取りされてしまうのだから、なんとも気の毒な話である。
ちなみに、人間がトリュフを好きなのも、性的理由がかなりあるようだ。一八世紀のフランスでは、ポンパドール夫人がルイ一五世の愛情をかきたてようと、トリュフ料理を毎日のように所望したというし、ルイ一五世に女を世話するのが日課だったカサノバも、精力増強のために黒トリュフをせっせと食べていたという。
これもすべて、トリュフに多量に含まれているフェロモンのせいである。トリュフは性的フェロモンのおかげで世界三大珍味にのし上がったといっても過言ではないだろう。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

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  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










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