見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 ドストエフスキー①【東京雑学研究会編】


§妻の名前も忘れたドストエフスキー



ドストエフスキーロシアの小説家で、『罪と罰』『白痴』『カラマーゾフの兄弟』などで有名だ。
若い頃から「人間の秘密」の解明を自らの文学の主題としていた。体制批判の秘密結社に加わって逮捕・流刑を体験し、『貧しい人たち』『分身』で文壇に登場してから後は、秘密結社内部の同士殺害や父殺しなどの異常な題材を描き続けた。ドストエフスキーは当時のロシアを病人、死産児と称し、その病人が「新しいエルサレム」「生ける生」、つまり全ての人が友人として愛しあう世界に憧れているものとした。
しかし、この偉大な文豪・ドストエフスキーには、もの忘れがひどいという、やっかいな癖があり、時には妻の名前すら忘れてしまうほどだったという。
ある日、ドストエフスキーにとって見覚えのない女性が彼のもとを訪ねてきた。
「どんな御用件でしょうか?」
と彼が聞いても、女性は何も答えない。
「私のこと、わかりませんか?」
と彼女が聞いても、ドストエフスキーはわけがわからずイライラするばかり。
「今、忙しいんです。ナゾナゾをしてる暇はありません」
そういわれて、女性はショックを受けた様子で、そのままドアを開けて立ち去ってしまった。
しばらくは訳がわからずにいたドストエフスキーだが、そのうちに彼女のことを思い出した。なんと彼を訪ねて来た女性はドストエフスキーの昔の愛人だったのだ。これでは、女性がショックを受けて深く傷つくのも当たり前だ。
愛人だったとしたらドストエフスキーのもの忘れの激しさくらいはわかっていただろうが、自分の顔や名前まで忘れられてしまってはさぞかしショックを受けたことだろう。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 12670675
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:ドストエフスキー②  土星  年越しそば  都市  

   


  1. 雑学大全>趣味>芸術    >    ドストエフスキー①
  1. ◆「ドストエフスキー①」の関連ワード

  2. ドストエフスキー②

  3. 土星

  4. 年越しそば

  5. 都市


A D

雑学大全について
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
App store


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全 雑学大全 雑学大全 雑学大全