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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
山川[風流堂]【やまかわ】
- 松江の菓子は、不昧公すなわち松江藩七代藩主・松平治郷(1751~1818)を抜きには語れない。大茶人と称され松江に茶の湯文化を広めた不昧公はまた、茶菓子にもよく通じ、松江の和菓子興隆の源となった。数々の銘菓は、明治維新の際に一旦姿を消すが、それを明治中期以降、和菓子職人たちが努力の末になんとか蘇らせたのだという。
茶会で好まれた菓子の一つ、日本三大銘菓と称される山川を復活させたのが、明治23年(1890)創業の風流堂の二代目。薄紅色は紅葉を、白はせせらぎを表す紅白の落雁で、「散るは浮き散らぬは沈む紅葉ばの 影は高尾の山川の水」という不昧公の歌からの命名。上白糖に寒梅粉を用いて、しっとりして口どけがよいのが特徴。かすかな塩味が淡泊な味わいの中に広がりを感じさせ、抹茶を引き立てる。和三盆糖を用いた古代山川も好評。
茶の湯が育み職人の熱意で復活
不昧公好みの閑雅な銘菓

【出典】![]() |
東京書籍(著:岸 朝子/選) 「 全国五つ星の手土産 」 |
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全国五つ星の手土産について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
5つ星の手土産

- 【辞書・辞典名】5つ星の手土産[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】岸 朝子/選
- 【書籍版の価格】3,024
- 【収録語数】368
- 【発売日】2008年8月
- 【ISBN】978-4487801350
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