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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
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・先負
・十支:庚(かのえ)
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
乃し梅[乃し梅本舗佐藤屋]【のしうめ】
- 江戸時代中期に山形藩の御典医・小林玄端が長崎留学の折、梅肉を使った漢方薬の製法を学び、それが藩内で梅菓子にと発展したのが半生菓子ののし梅だ。当時山形では、名産の紅花から紅を作る際に梅の酸が必要とされ、梅栽培が盛んだった。この豊富に梅が取れたことが、梅菓子の根付いた一因ともいわれる。
山形を代表する歴史的銘菓だが、中でも乃し梅の名で知られるのが、文政4年(1821)創業の佐藤屋。代々佐藤松兵衛を継いでおり、現当主で七代目を数える老舗中の老舗だ。地元産の完熟梅を裏ごしし、寒天、水飴、グラニュー糖を加え、薄く延ばして乾燥させた乃し梅は、梅のほどよい酸味とほんのりとした甘み、なめらかな舌ざわりともに優れた一品だ。乃し梅を丸い形にし、おぼろ煎餅で挟んだまゆはき、乃し梅の製法を生かし、グラニュー糖をまぶした梅しぐれも評判。ほか和洋菓子も多彩に揃う。
漢方薬をヒントに生まれた
山形を代表する歴史的な銘菓

【出典】![]() |
東京書籍(著:岸 朝子/選) 「 全国五つ星の手土産 」 |
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全国五つ星の手土産について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
5つ星の手土産

- 【辞書・辞典名】5つ星の手土産[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】岸 朝子/選
- 【書籍版の価格】3,024
- 【収録語数】368
- 【発売日】2008年8月
- 【ISBN】978-4487801350
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