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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
▼生殖巣が成熟する産卵期がウニの食べどき
- ウニの仲間は多く、世界中に800余種類が生息し、日本近海だけでも100種を超えるといわれる。そのなかで食用にされるのは10種類余り。われわれが通常味わっているのは、ムラサキウニ、アカウニ、バフンウニ、エゾバフンウニ、キタムラサキウニの5種類だ。
ムラサキウニは北海道南部以南各地に分布し、黒紫色のトゲが長く、殻は直径7、8センチでやや扁平。産卵期の夏がうまい。アカウニは青森県から九州までに分布する。トゲは短く、殻の直径は5~8センチ、高さ2~3センチと扁平である。秋から春にかけての産卵期が食べどきだ。バフンウニは褐色でトゲが短く小ぶりで、名前通り馬糞によく似ている。マグソガゼの別名もある(ウニをガゼと呼ぶ土地は少なくない)。冬から春にかけてが旬。
エゾバフンウニは福島県以北の太平洋側、山形県以北の日本海側に生息し、北海道で多く水揚げされる。バフンウニに似るが、殻の直径10センチと大ぶりである。産卵期の夏が食べどきだが、北海道では7~10月を禁漁にしている土地が多い。
キタムラサキウニは相模湾以北の太平洋沿岸、対馬以北の日本海沿岸に生息する。北海道と東北の水揚げが多い。ムラサキウニに似るが、やや大ぶりである。夏から秋の産卵期がもっともうまい。このように一口にウニといっても、姿や食べ頃などはさまざまなのである。
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京書籍) 「 旬のうまい魚を知る本 」 |
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旬のうまい魚を知る本について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
旬のうまい魚を知る本

- 【辞書・辞典名】旬のうまい魚を知る本[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京書籍
- 【書籍版の価格】1,836
- 【収録語数】650
- 【発売日】2002年8月
- 【ISBN】978-4487797776