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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
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・先負
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
緑一色【りょくいっしょく】
- 麻雀は中国を起源としているが、日本はもちろん、世界中で親しまれているゲームだ。ところで、いくつもある麻雀の役のうち、「緑一色」と「七対子」は、もともと中国にはなく、アメリカで生まれたものだということはご存知だろうか。「緑一色」は、索子の「二」「三」「四」「六」「八」と「發」だけを使って和了ったときに成立する役満貫。これらの牌がすべて緑色ということで名づけられ、「オールグリーン」とも呼ばれる。「七対子」は、その名の通り、二枚一組の「対子」を七組そろえることで成立する。通常、麻雀の役は雀頭(対子)一組と、面子四組の計五組で構成されるが、その例外にあたるのが、この「七対子」と「国士無双」である。英語の麻雀用語は、中国語をそのまま踏襲していないものもあり、それだけに本場のものとは少々違ったニュアンスがあり、おもしろい。英語では「中」を「レッド・ドラゴン」、「發」を「グリーン・ドラゴン」、「白」を「ホワイト・ドラゴン」と、それぞれ「ドラゴン(龍)」をつけて呼ぶ。また、万子は「キャラクター(文字)」、筒子は「ドッツ(点)」、索子は「バンブー(竹)」といい、視覚的にいいあらわしている。役については、ほぼ本来の中国語の意訳をしており、「天和」は「ハンド・フロム・ヘブン」で「天から与えられた手」。「大ダイ三サン元ゲン」は「オール・ドラゴン」で「全部の龍」だ。麻雀の役は、時代によって取捨選択される。現在では、三五前後の役でゲームをするのが一般的である。時代の流れによって忘れ去られた役のなかには、なかなか味わい深いものもある。たまには、そんな中国の古役を取り入れてみるのも悪くないだろう。
「緑一色」「七対子」は、アメリカでつくられた役
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305