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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
手【て】
- 大笑いするときに手をたたく行為は、老若男女を問わず見られる。クセというよりも、人間の自然な反応といった感がむしろ強い。では、なぜ手をたたくのか。これには、大きく分けて三つの説が唱えられている。一つめは、興奮を鎮しずめるためという説である。人が興奮すると、体内では、そうした強い感情を抑制しようという反応が起こる。これが手をたたくという行為になるという。つまり、大笑いしていると、体のなかでは興奮状態の一種と判断され、無意識にその感情を鎮めようとして手をたたく行為となる。机をたたいたり足を踏み鳴らしたりする動きもこれと同じである。二つめは、強いストレスを発散させるための行為であるという説。ストレスというと、緊張したり、強い不安感を持ったりといったことを連想するが、ウキウキ、ワクワクといった感情が高まることもストレスの一種である。「大笑い」というストレスを発散させるために、ただ笑うだけでは上手く発散できず、手をたたくなどの行為も追加して発散させてしまうというわけだ。これは第一の抑制説と反対の解釈ということになる。最後の説は、本能だからという説。この根拠として例に出されるのがチンパンジーだ。チンパンジーは、興奮すると手をたたいたり飛び跳ねたりする。興奮すると勝手に体が動いてしまうという本能が、現代人のわれわれにもしっかりと受け継がれているというのだ。無意識に、つい手をたたいているというあなた、それは遠い祖先から受け継がれてきた本能の仕業かもしれない。
人類の祖先も、笑うときには手をたたいていた!?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305