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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
- 自動販売機【じどうはんばいき】
- 一九世紀末、ニューヨークにガムの自動販売機が登場したのを皮切りに、パリにはワインやビールの自動販売機も置かれるようになったという。現在の日本では曲がり角ごとに飲料物やタバコの自動販売機が置かれているといっていいほどであるが、日本で初めて自動販売機が設置されたのは二〇世紀になってからで、一九〇四(明治三七)年の「自働郵便切手葉書売下機」が第一号である。しかし、これらは、あくまで近代の自動販売機の歴史で、本当の歴史的第一号といえるのは、紀元前二一五年頃にエジプトで考案されたものだ。それは、アレクサンドリアの神殿に置かれていたといわれる「聖水」の販売機で、実際に置かれて使われていたという保証はないものの、ギリシア人数学者ヘロンが、仕掛けを描いた図面を残している。この図面は原本ではないが、一六世紀後半の写本があり、それはきちんと理にかなったものだ。図面によれば、タンク形の自動販売機の上部に硬貨を入れる口があり、下に受け皿が置かれている。金貨を入り口から落とすと、受け皿がそれを受け止め、硬貨の重みで傾く。すると梃子の働きで受け皿と連動している聖水の出口の蓋ふたが開き、聖水が流れ出る。そして、傾いた受け皿から硬貨が落ち、元の位置に戻ると、出口がふさがれて聖水は止まるというしくみだ。いわば、現在の水洗トイレと似ているしくみなのだが、これこそが世界初(!?)の自動販売機だ。
世界初の自動販売機が誕生したのは、エジプト!?
【出典】 |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2
- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305