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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
カメ【かめ】
- カメというと甲羅に首や手足を引っ込めている姿を思い浮かべるが、カメにもたくさんの種類があって、甲羅自体のない種類のカメもいる。そもそもカメには、海で生活するウミガメ、陸上でおもに生活するリクガメ、淡水に住む数種類のイリエガメがいる。甲羅を持たないカメの種類は「オサガメ」といい、大型のウミガメの一種。甲羅の代わりに、魚でいうところのウロコのような硬いもので全身が覆われている種類である。もともとウミガメは、水中での生活に厚い甲羅はあまり必要がないため、リクガメよりもずっと甲羅が薄くなっているのが特徴だ。このオサガメは、その進化の究極の形。必要がないからなくなってしまったというわけだ。身軽なためか、オサガメは最大で八〇〇キロという重さになる場合があるといい、ウミガメ類の中では文句なしに最大の種類だという。動物のなかでも、最大の航海をすることでも知られていて、識別用のタグなどを利用した研究でわかっているだけでも、大西洋を横断した個体があることがわかっている。オサガメの肉体は、ほかのウミガメと比べて大きいだけではなく、甲羅にあたる部分は、縦に五本のラインを入れたような突起で分かれていることや、四肢にカギ爪がなくひれのようになっているのが特徴的だ。オサガメは、ほかのウミガメ同様、浜辺で産卵をするが、やはり開発などで帰巣できる浜辺は減ってしまっている。そのため、現在は絶滅危惧類に指定され、オサガメが産んだ卵を集めて安全に孵化させ、さらにその幼体を海へ帰すという対策がとられているそうだ。
甲羅を持たないカメがいる!?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305