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 亀有【かめあり】


漫画で有名な葛飾区「亀有」は、その昔は「亀無」といった!



秋元治氏の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』によって、抜群の知名度を誇る「亀有」。実際、秋元氏はここの出身で、亀有駅北口には亀有公園がある。もっとも、漫画と同じような駅前交番はない。とはいえ、近くには「亀有駅北口交番」が実在し、漫画のモデルになったといわれていて、観光名所にもなっている。この交番、実は一九九七(平成九)年に廃止される運命だったが、地元の人のたっての願いで、なんとか存続されることになったといわれている。この「亀有」、江戸時代以前の中世は「亀無」、あるいは「亀梨」と呼ばれていた。地名に「亀」の字がついているのは、土地の景観がまるで亀の背中のように、丸みを帯びて盛り上がっているからだ。「無」の語源は定かではない。戦国時代は、対岸の葛西新宿の宿場とともに、葛西城の城下町として栄えた。江戸時代に入ると、交通の要衝地として発展していった。このように、非常に発展を遂げた地域だが、地名に「なし」がついているのは縁起が悪いということで、地元住民にこの地名は人気がなかった。そこで、もっとめでたい名にしようということで、「亀無」「亀梨」から「亀有」へと改めたという。正式に「亀有」の文字が文書に記されたのは、一六四四(正保元)年、江戸幕府による「正保年中改定図」である。その後、明治時代になると、南葛飾郡亀有村となった。一時、町村再編成で青戸村と合併し、亀有から亀青になったが、再び東京市に編入され、ここで葛飾区となり、漫画の題名にもなっている「葛飾区亀有」となったのである。亀有駅北口前には、『こち亀』の主人公、両津勘吉の銅像が立っている。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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