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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
インド【いんど】
- 私たち日本人が使う言語といえば、たいていは日本語だ。地域によって方言があるので、正確にいえば何十種類かに分かれるものの、標準語に関しては日本全国どこでも通じる。この、日本人の常識でいうと信じられない国がインド。インドの統一言語は北インド地方で使われているヒンディー語。ヒンディー語という名前が有名なためインドの公用語としてのイメージが強いが、この言葉を話しているのはインド国民の半分以下なのだという。そのほかの人々は、地域によって様々。インドには、二二の州があり、その州によってそれぞれ違う言語を話しているというくらい多様化してしまっている。さらに細かくわけていくと、言語の数は八〇〇にもなるという。同じインド国内でも、七、八〇キロほど離れただけで、まるで別の国にでも来たかのように言語がかわってしまうことも起こるようだ。どうしてここまで多様化したのかというと、紀元前一五〇〇年頃からの長い歴史のなかで、様々な民族の侵略があったためという。インドの面積は日本の約九倍の三二九万平方キロで人口はおよそ一一億人。陸続きのこの広いインドに異民族がやってきては、それぞれに自分たちの言葉を使ったので、言葉がどんどん複雑になっていった。ヒンディー語以外では、ベンガル語、タミル語など独自の言葉があるが、結局は準公用語である英語が、インド各地の言葉よりも、日本における標準語の役割を果たしているという。そして、言語と同じように複雑なのは「宗教」。もちろんヒンドゥー教が主体の国であるのだが、民族が入り混じるのと同じように、イスラム教やキリスト教、仏教、ゾロアスター教など宗教も多彩になっている。
ヒンディー語、英語以外に、国内で使われる言語は八〇〇種類!
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305